2018年08月13日 10時26分 | お知らせ 平成30年7月豪雨 活動報告 災害支援
 おかげさまで ≪みえ発!ボラパック≫広島行き は、第1〜3便の活動を大きな事故無く終えることができました。参加して頂いたボランティアのみなさんの安全意識の賜物だと思っています、本当にありがとうございます。

 一方で、参加をためらっている方からは「被災地にボランティアに行きたいけれど色々不安で…」「自分が行って役に立てるのか…」 そんな声が聞こえます。

 そこで≪みえ発!ボラパック≫に参加いただいたらどのようなボランティア活動ができるのか、第1〜3便の先輩ボランティアのみなさんから頂いた報告を元に、集合から解散までの流れを簡単に紹介します。

<出発日>

20:30頃 コーディネーター/リーダーミーティング
 アスト津3階にあるみえ災害ボランティア支援センター(みえ県民交流センター内に設置)にて、参加いただくボランティアのみなさんの中から災害ボランティア経験のある方にお声がけしてコーディネーター・リーダーをお願いし、活動の流れや役割、安全確保に関するお願いなどについて情報共有します

 ≪みえ発!ボラパック≫では、バスに乗りあわせるボランティアのみなさんを「チーム」として活動して頂く様に、参加して頂くみなさんに役割を分担していただいています。

 コーディネーター:全体の調整役。バスの運行や宿泊施設との折衝窓口、支援センターとの連絡や緊急時の対応責任者
 リーダー:現場で最大8名程度のメンバーの活動を取りまとめる役。現地センターや自治会担当者、被災された方との窓口

リーダーが各班ごとに持参する休憩用ブルーシートや備品セット

 安全係:参加者の中で一番体力の低そうな方に担っていただく。活動のタイムキーパーや参加者の顔色の変化をみる。救急箱の責任者&活動記録も担当


安全係に持って頂く救急用品(主に熱中症初期症状対策用備品と軽いケガ用の備品が入っています)

 また、上記の役割とは別に、参加者を2名1組(中学生以下の参加者の場合は同行者とセットで1人とカウント)でバディを組んでもらい、お互いに相手の安全や健康配慮について声かけしあってもらうよう呼び掛けています。

21:00頃 受付開始

 アスト津1階、ホテルグリーンパーク津のエントランスにて参加者の受付をします。参加費をお支払い頂き、万が一ボランティア保険に加入し忘れたひとがいる場合、ここで必ず加入して頂きます。

 コープみえ様から提供頂く飲料水(500ml×4本(第5便以降は3本)×2日分×参加人数分)と保冷バックもここで積み込みます。保冷バックは暑い活動場所に冷たい飲料を持っていくため、また昼食が傷むのを防ぐためにも活躍しています。

22:00頃 出発

 21:30頃にバスが到着し、打合せを終えたコーディネーター・リーダーも合流して順にバスに乗り込みます。乗り物に弱いひとは前に、男性と女性はできるだけ前後に分かれて乗って頂きます。45人乗りのバスに40名だとほぼ満席となります。

(乗車イメージ↑ いわゆる夜行バスではなく夜行スキーツアーのような一般のバスレイアウトのため決して快適とは言えません。アイマスクや耳栓その他安眠グッズが必要な方はご持参ください)

 バスが出発した後は参加者同士による自己紹介しながら23時過ぎに草津SAでトイレ休憩。その後就寝。トイレ休憩を挟みつつ広島県を目指します。

<活動初日>

4:00〜7:00頃 小谷SA
 時間調整待機した後、SAで着替え・朝食を済ませて呉市に移動。バス車内で災害ボランティアセンターの受付票を記入しておき、コーディネーター/リーダーによる班分けも行います。

8:30頃 くれ災害ボランティアセンター天応サテライトに到着

 コーディネーターが全員分の受付処理を行い、すぐにマッチングに移動。活動場所のマッチングを受けた後に各グループごとに現場に移動します。

各グループに台車に乗せた保冷バックを用意しますので、みんなで手分けして昼食や飲料を冷やしながら現地まで運んでください。

9:00〜13:30頃 現場作業

 現場での作業は地元の自治会の方の指示の元、家に入った土砂だし、床下掃除、土のう袋詰め、土のう袋運び、側溝掃除、雨対策の土嚢積み、家財の洗浄など多岐にわたる作業があります。

 家に入り込んだ土砂には釘や鋭利な破片など危険物も混ざっているため、ケガ防止の長袖長ズボンや踏抜防止中敷きは必須です。また炎天下の作業も多いため、帽子や冷感グッズ/濡れタオルなども忘れずにお願いします。

 熱中症を予防するため、10分作業したら10分休憩するなど休憩を充分によりつつ、またバディ同士で声をかけ合いながらこまめに水分・ミネラルを補給して作業をします。リーダーや安全担当はグループ全体の作業を安全に進めるため休憩はできるだけ日陰で休んでもらうよう声かけするなど、全体に目を配ってもらいます。
 現地でのトイレは、地域にある「天応市民センター」のトイレを借りることができますが、作業場所から遠くなる場合もあります。その際は最大で2時間ほど近くにトイレがない場合があります。(作業場所で上下水道が復旧していればトイレを借りる、地域に設置された仮設トイレを貸して頂ける場合もあります。活動場所に着いたらリーダーが地元自治会の方にトイレについて確認をしてくれるので、リーダーからどうすれば良いか聞いてください)

14:00頃 天応サテライトに撤収・汚れを落としてバスに乗車

 熱中症対策のため、もっとも気温が上がる午後の時間になる前に作業は終了しボランティアセンターに帰着します。
 リーダーは活動報告をボランティアセンターに行い、他のメンバーは服や長靴に付いた汚れを充分に落として待機しているバスに戻ります。観光バスの中を汚さないよう、履き替える靴はバス下部のトランクに事前に入れておき、外で履き替えて車内に入ります。また、シートを汚さないように新聞紙やゴミ袋を敷いて着席して頂きます。全員そろい次第宿泊施設に移動します。

15:00〜16:00頃 宿泊施設に到着

 40名が一度に泊まれる施設が呉市内には無いため、広島市内(一部の便では宮浜)の施設に宿泊します。到着後各自入浴してサッパリし、仮眠の後に夕食を取ります。夕食の前後に全員で今日の活動のふりかえりをしていただきます。

 このふりかえりは、特に初めて災害ボランティアに参加した人にとって大変重要です。
 被災地に駆けつけたり被災された方と会話を交わすと「惨事ストレス」と呼ばれるストレス症状に見舞われます。これは非常事態を心が受け入れる為に誰にでも生じる正常な心の反応なのですが、適切に対処をしないとPTSDなどに繋がる可能性があります。
 いっしょに活動したひと同士で活動を振り返ることでストレス症状をまず自覚することがPTSDにしてしまわないために大切です。

 ミーティング終了後は自由時間ですが、明日に備えて早めに就寝をお願いします。

<活動2日目>

7:00頃 宿泊施設を出発

 途中、昼食のお弁当を積み込んで再び天応サテライトに向かいます。

9:00〜13:30頃 現場作業

 1日目と同様現地で活動して頂きます。
 万が一雨天など作業が中止になった場合は活動している他の現場に向かう、呉市/広島市内の観光などを行く、または早めに三重に帰るなど行程変更する可能性があります。
 災害ボランティア活動は安全に活動を行うことが何より重要ですので、その際はどうかご理解をお願いします。

14:00頃 天応サテライトに撤収・汚れを落としてバスに乗車

 全員集合写真もこのタイミングで撮影します。活動中の記録写真はGoogleフォトの共有機能を利用して参加者同士で共有して頂けるようにしています。

第1便

第2便

第3便

14:30〜19:00頃 大和温泉物語にて入浴・休憩・夕食

 ご厚意でボランティアは入浴料無料にして頂いている大和温泉物語でゆっくり身体の疲れを癒し、各自夕食を取ってください。呉市関連グッズも販売されています。
(※第4便以降、大和温泉物語さんのご厚意により途中退出ができるような体制を組んでいただけることになりました。近くにある「大和ミュージアム(1/10の戦艦大和模型がある博物館)」や「てつのくじら館(本物の潜水艦の内部を見学できる施設)」などを楽しんだり呉駅周辺施設の散策も可能になります。)

19:00頃 呉市を出発 20:30頃福山SAで最後の買い物

 呉市をはなれ三重への帰路につきます。途中福山SAで30分ほど休憩時間を取りますので、広島県ゆかりの土産物などを購入する場合は福山SAが最終チャンスです。その後も定期的にSAに寄りながら移動します。
(※第4便以降は呉市内散策の時間があることから福山SAでの休憩時間は短縮になる場合があります)

<帰着日>

2:00〜5:00頃 安濃SAで時間調整
 鉄道の始発時間や出迎えスタッフの集合を待つために安濃SAで時間調整の待機をします。
 早く帰りたい方もいらっしゃると思いますが、深夜にホテル前で大人数を降ろしてうるさくするなどがあっては近隣にご迷惑をおかけしますので、時間までの待機についてご理解をお願いします。

5:30頃 アスト津に帰着・解散

 お疲れさまでした、これにて解散となります。しかし、自宅の玄関をくぐるまでがボランティアですので、ここからの帰路も安全第一にて気をつけてお帰りください。
 万が一バス下車後自宅に戻る前に事故に遭った場合もボランティア保険の適用を受けられる場合がありますので、事故があった場合は必ずみえ災害ボランティア支援センターにご連絡ください。(ボランティア保険加入社協を通じてボランティア保険申請手続きが必要となります)
 また、このまま出社という社会人の方は少しでも仮眠を取って出社するなど、無理の無いようにお願いします。
 忘れ物がないよう、荷物の最終確認をした上でお帰りください。

お疲れさまでした!!

 以上が大まかな活動の流れです。
 参加して頂くみなさんの安全を第一に行程を組んでいます。また、参加者同士がお互いに安全や健康についてチェックし合えるように呼び掛けをさせて頂いています。
 参加したメンバーがチーム「みえボラ」として現地で活動して頂けるよう、自己紹介や活動交流の時間を大切にしています。
 初めて参加する方も、災害ボランティアの経験豊富な方も、ぜひ≪みえ発!ボラパック≫を活用して被災地に駆けつけて頂きますようよろしくお願いします