山田町から 2012年10月22日 09時07分
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9月中旬、祭でにぎわった山田八幡宮の参道に、ひっそりと建つ石碑があります。

震災直後、ニュース等でとりあげられた、宮古市姉吉地区にある「ここより下に家を建てるな」の石碑と同様のものです。

実はこの石碑は、文言や建てた日付が少し違うのですが、町内に7か所存在します。

 

    

表面には以下の文が刻まれています。

一、大地震の後には津波が來る

一、地震があったら髙い所へ集まれ

一、津波に追はれたら何所でも此所位髙い所へのぼれ

一、遠くへ逃げては津波に追付かる  近くの髙い所を用意して置け

一、懸指定の住宅適地より低い所へ家を建てるな

 

裏面は、残念ながら痛みがひどく、全文を読むことはできなかったのですが、だいたい以下のようなことが刻まれていました。

「(前略・判読不能箇所あり)2500名の人命を殞し、2萬の家が流壊、3600の船が流失 (中略・判読不能箇所あり)山田町では、7名の死者、26人の傷者、320戸以上の家が流失。(中略・判読不能箇所あり)

この記念碑を建て、災害の概況及び前後措置の大略を記し、以て後昆に告ぐ

昭和10年3月3日  山田町長 従七位 勲七等 石川敏蔵」

 

この石碑は、町内すべての場所で東日本大震災の津波による浸水を免れました。

物言わぬ石に刻まれた、先人の教えを語り継ぐことも、私たちに必要なことかもしれません。

 

 

(現地班 外舘)


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